サツマイモは追肥も水やりもほぼ不要な野菜で、初心者でも簡単に収穫ができる野菜として大人気です。
しかしそんなサツマイモでも失敗する例はあります。
例えば、「朝起きたらサツマイモの葉や茎が折れて落ちている」というものです。
原因がわからなければ日に日にサツマイモの葉や茎がなくなっていき、サツマイモの栽培は失敗してしまうのです。
そこで今回はなぜ毎朝サツマイモの葉や茎が落ちているのか、そしてその解決方法を解説していきます。
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サツマイモの苗の葉や茎が早朝に落ちている理由はなぜか
サツマイモの苗を早朝見たときに、葉や茎が地面に落ちていたときは、「ヨトウムシ」の存在を疑ってください。
ヨトウムシはガの幼虫(芋虫)で、「夜盗虫」という漢字を当てることもあります。
その名前のとおり、夜な夜な地面から現れて野菜の苗を食害していきます。
朝起きて畑を見てもヨトウムシはすでに土の中にいるので、ヨトウムシの存在を知らなければ、野菜の葉や茎が攻撃を受けていることに気がつくことができません。
ちなみに私も家庭菜園1年目のときにヨトウムシによるサツマイモの食害を受けました。
そのときはどうして毎朝サツマイモの葉がなくなっていくのか不思議でたまりませんでしたが、たまたま夜に畑を偵察にいったところ、大量の芋虫がサツマイモの苗を食べているのを見てとても驚いたのをよく覚えています。
ちなみにヨトウムシによる被害はサツマイモだけに限りません。
私はニンジンの栽培の際にもヨトウムシによる食害を受けました。
特に苗や発芽して間もない野菜は食害を受けやすいので注意が必要です。
次はヨトウムシの食害から野菜を守る方法について、私が実施した方法を解説していきます。
ヨトウムシから野菜を守る対処法を解説!
ヨトウムシを駆除するには農薬を使うのが手っ取り早いですが、家庭菜園の場合は無農薬で育てたいという方も多いと思いますので(私もそうです)、今回はそれ以外の方法を紹介していきます。
今回紹介するのは次の2つの方法です。
- 夜間に畑の見回りをする
- 食害にあった苗の周りの土を掘る
ヨトウムシから野菜を守る対処法:夜間に畑の見回りをする
ヨトウムシは先程も説明したとおり、夜間(暗くなってから)姿を現します。
なので、夜に畑を見回るのはとても効果的な方法です。
私の場合は、夜の9時から10時の間に庭に出てヨトウムシ退治に出かけていました。
確認の方法はスマホのライト機能を使って、サツマイモの苗を一株ずつ見て回ります。
そうすると芋虫がサツマイモの苗を食害しているのを確認することができるはずです。(3~4センチほどあるので、すぐにわかります。)
最初は一夜でヨトウムシを10匹ほど駆除したこともありますが、数日続けているとほとんど見かけなくなります。
そうなれば1週間に1回か、野菜の葉や茎が落ちているのを確認したその夜に見回れば被害は最小限に食い止めることができます。
なおヨトウムシに触りたくない方は、スコップなどヨトウムシを移動させられる道具を持っていくことをオススメします。
ヨトウムシから野菜を守る対処法:食害にあった苗の周りの土を掘る
夜外に出たくないという方は、食害にあった苗の周りを少し掘ってみてください。
すると、土の中からヨトウムシを掘り起こすことができます。
注意することは野菜の苗を傷つけないように、あまり苗の近くを掘りすぎないことです。
私はスコップなどの道具は使わずに軍手をして素手で土を掘っていました。
この方法ならヨトウムシを直接触らなくてもいいので、虫が苦手な方でも大丈夫です。
とはいってもいきなりヨトウムシが出てくるとビックリしますが(笑)
まとめ サツマイモの葉や茎が落ちていたらヨトウムシを疑う
今回はサツマイモの葉や茎が早朝落ちていたときの原因とその対処方法について解説をしました。
サツマイモの葉や茎が落ちる原因はヨトウムシであることが多いことがわかりました。
しかしヨトウムシは夜行性なので、日中はなかなかお目にかかれません。
なので対処法としては
- 夜間に畑の見回りをする
- 食害にあった苗の周りの土を掘る
の2点を紹介しました。
ヨトウムシはサツマイモに限らず色々な野菜を食害しますので、葉や茎が折れて落ちていた場合は、この記事を参考に対処してみてくださいね!