家庭菜園に初めて取り組む方は、指標となる入門書があると迷わず作業に打ち込めますよね。
スマホのブラウザを開いてその都度インターネットで検索してもいいのですが、やはり権威ある人が書いた本が一冊あると安心するものです。
私が家庭菜園初心者の方にオススメする本は、NHKの園芸番組「やさいの時間」でもおなじみの藤田智さん著書の「新野菜づくり大全」です。
今回は、「新野菜づくり大全」が初心者の入門書としてふさわしいポイントを紹介していきます。
Contents
「新野菜づくり大全」の著者・藤田智について
「新野菜づくり大全」を紹介する前に、藤田智さんについて少し触れておきます。
藤田智さんは家庭菜園の第一人者で、冒頭でも紹介したとおりNHKの園芸番組「やさいの時間」などのメディアにも出演されています。
普段は恵泉女学園大学の人間社会学部社会園芸学科で教授をされており、専門は当然野菜づくりです。
人間社会学部社会園芸学科というと園芸だけをするように聞こえますが、実は園芸と心理学を結びつけて学ぶユニークな学科です。
具体的には園芸が人にどのような効果をもたらすのかを研究する学科で、そのカリキュラムの中で藤田智さんは野菜づくりのスペシャリストとして教鞭を執っています。
そんな藤田智さんが書いた「新野菜づくり大全」を手元に置いておくと、何かと安心できるような気になりますよね。
そんな「新野菜づくり大全」がどうして家庭菜園の入門書としてオススメできるのか、実例を交えて紹介していきます。
「新野菜づくり大全」が家庭菜園の入門書としてオススメの理由
これから解説する「新野菜づくり大全」をオススメする理由は次の2つです。
- 写真が多くてわかりやすい
- いろいろと挑戦してみたくなる構成
それでは詳しく紹介していきます。
「新野菜づくり大全」を入門書に推す理由:写真が多くてわかりやすい
「新野菜づくり大全」の最も良い点は、本のページの半分くらいは写真が占めており、たいへんわかりやすい内容になっていることです。
追肥や摘心を例にすると、そのタイミングは地域の気候によって多少ズレが生じます。
なので、文字だけで「植え付け2週間後に追肥」などと本に書いてあったとしても、温暖で野菜の育成が早い地域であれば、もっと早い時期に追肥が必要かもしれません。
その点「新野菜づくり大全」では説明文とともに写真が多く掲載されていますので迷うことがありません。
具体的には藤田智さんが直々に作業をしている写真が掲載されており、野菜の成長具合でどのような作業をしているのかがひと目でわかります。
また、初心者には耳に馴染みがない言葉も、藤田智さんが実際に作業をしている写真とともに説明されているので、とてもわかりやすいです。
例えばトマトやナスなどを植えるときの元肥(最初にあげる肥料)は「溝施肥」が推奨されています。
溝施肥は野菜の苗を植え付る前に穴を掘り肥料を撒くのですが、詳しく作業工程を説明している家庭菜園の本があまりありません。
なので初めて溝施肥に挑戦する人は、どれくらい穴を掘ればよいのか不安になってしまいます。
しかし「野菜づくり大全」を読めば、藤田智さんの作業写真があるのでイメージがつきやすいです。
私が初めて溝施肥にチャレンジしたときも、「新野菜づくり大全」のおかげでたやすくできたのを覚えています。
「新野菜づくり大全」をオススメする理由:いろいろ挑戦してみたくなる構成
2番目に紹介する「新野菜づくり大全」のオススメポイントは、野菜の収穫はもちろん、それ以外にもお役立ち情報が満載であることです。
「もやしの作り方」や「苗の作り方」などの解説もあり、目を通すと挑戦したくなってしまいます。
私が一番興味を持ったのは、「サツマイモの袋栽培」です。
「新野菜づくり大全」には、買ってきた培養土の袋を開けてサツマイモの苗を刺すだけ、というお手軽な栽培方法が紹介されており、本を読んだ私は思わず試してしまいました。
このように「新野菜づくり大全」は地植えやプランター栽培以外にも、家庭菜園を楽しむための知識がたくさん詰まっています。
まとめ 「新野菜づくり大全」は初心者が知っておくべきことが詰まった良書
今回は「新野菜づくり大全」を初心者にオススメする理由を紹介してきました。
この本を家庭菜園を始めて初めの1冊にすべき理由は、
- 写真が多くてわかりやすい
- いろいろと挑戦してみたくなる構成
でした。
「新野菜づくり大全」は初心者が知っておくべきことがわかり易く解説されている良書なので、買って後悔はしません!
私は「新野菜づくり大全」で得られる知識だけで家庭菜園を楽しんでいます。
本選びに迷っているなら、ぜひ藤田智さん著の「新野菜づくり大全」を選択肢の1つに入れてみてくださいね!