この記事では家庭菜園における畑の配置図の例を図解していきます。
家庭菜園なので好きなように畑のレイアウトをしても問題ないのですが、とは言ってもどのような配置で畝を作っていけばいいのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、私が1年間どのようなレイアウトで家庭菜園を行っているのかを、野菜の植え付けごとに配置図を用いて紹介していきます。
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最初の畑のレイアウトを決めるのは意外に大事
野菜は1度植え付けてしまうとその位置を変更できないので、特に最初はどのようなレイアウトにすればよいか決めかねることもあるのではないでしょうか。
さらに家庭菜園をしていると野菜を育てていない時期ができることはまずあり得ませんので、後から配置を変更するのも難しい場合もあります。
そこで家庭菜園を開始する前に、畑のレイアウトを決めておくのが後で後悔しないためのポイントになります。
これから私が実際にどのようなレイアウトにしているのかを、配置図を用いて説明していきます。
家庭菜園の配置図を野菜の植え付けタイミングごとに紹介(3坪の畑)
家庭菜園の植え付けごとに配置図を用いて、レイアウトを紹介していきます。
ちなみに私の畑は3坪程度ですので、長さ150cm✕60cmの畝を作るのが精一杯の広さです。
もし畑のスペースにもっと余裕がある場合は他の野菜を加えてみたり、育てる野菜の株数を増やすなどしてください。
今回紹介する植え付け時期は次のとおりです。
- 夏野菜植え付け時期(5月)
- サツマイモ植え付け時期(6月)
- ダイコン植え付け時期(9月)
- 冬を越す野菜の植え付け時期(11月)
- 翌年夏野菜植え付け時期(翌年5月)
夏野菜植え付け時期(5月)
まずは夏野菜(ミニトマトやナス、ピーマン)の植え付け時期である5月の場合です。
私の場合は4畝の内、2畝を夏野菜に使用しています。
その理由は冬に植えたスナップエンドウやニンニクが畑の2畝を占領しているためです。
したがって我が家で最も消費が多いミニトマトに1畝を与えて3株育て、もう1畝でナス、ピーマン、トウガラシなどのその他の夏野菜を育てています。
サツマイモ植え付け時期(6月)
続いてサツマイモを植え付ける6月の配置図です。
サツマイモを植え付ける頃にはスナップエンドウやニンニクを撤去しているので、その2畝分のスペースを使ってサツマイモを育てています。
我が家では基本的に東から西に伸びる畝を作るのですが、サツマイモの場合はご覧のとおり南から北へ伸びる畝を作っています。
その理由は我が家の東側には用水があり、蔦が長く伸びるサツマイモがそこに入水してしまうおそれがあるためです。
このように、野菜の成長の仕方を予想して、畝の方向を柔軟に変えることも重要なポイントになります。
ダイコン植え付け時期(9月)
続いてはダイコンを植える9月の配置図です。
同じ夏野菜でも、ナスやピーマン(特にナス)はトマトに比べて実がなる期間が長いため9月になってもまだ栽培を続けています。
そして撤去したミニトマトのスペースにダイコンを植え付けています。
ここで注意したいのは、例えばナスとトマトを同じ畝にしてしまうと、その畝は9月に撤去できなくなってしまうことです。
そのため同じ時期に撤去する野菜を、同じ畝に植えることが大切です。
冬を越す野菜の植え付け時期(11月)
続いてスナップエンドウやニンニクなどの冬を越す野菜の植える11月の配置図です。
この頃になるとナスやピーマンも撤去しています。
ここでのポイントは連作障害を防ぐために、昨年と違う畝で植え付けを行っている点です。
例えば、最初に紹介した5月の植え付け時期ではスナップエンドウは右から2番目の畝で栽培していました。
今回スナップエンドウの植え付けは、左に1つ畝をずらしているのがお分かりいただけるかと思います。
同じ野菜を毎年育てる場合は、1つずつ畝をずらしていくと連作障害に悩むことがなくなります。
翌年夏野菜植え付け時期(翌年5月)
最後に翌年の夏野菜の植え付け時期である5月の配置図を紹介します。
最初に紹介した5月の植え付け時期と比較するとすべての野菜が1つずつ左の畝にずれています。
この理由はさきほど紹介したとおり、連作障害による育成不良を防ぐためです。
このサイクルを毎年続けていけば畑のレイアウトに迷うことはなくなります。
ぜひ参考にしてくださいね!
まとめ
今回は私が実際に行っている畑のレイアウトを、配置図を用いて図解しました。
畑の立地条件や育てる野菜によってレイアウトは異なりますが、連作障害に気をつけて畝をずらしながら植え付けを行えば、まず大きなトラブルになることはありません。
1度紙に手書きでもよいので、簡単に植え付ける野菜と畝をレイアウトしてシミュレーションをしてみることをオススメします。